2014年8月10日日曜日

ハワイでフラを学ぶこと

こんばんは。
ハワイはここ数日、ハリケーンが直撃するのではないかということで皆バタバタしておりました。
結果的に私の住むオアフ島には来なかったものの、ハワイ島には直撃し、被害がでてしまいました。
ハワイは島国で日本よりも小さいです。また、太平洋のど真ん中にぽつんと隔離しています。
日本からの観光客の方々や、日本から来てハワイをよく知らない方々はこのローカルの人の大騒ぎに、
台風より全然規模が小さいのに何故皆騒いでいるのだろう?
店が閉店してるのだろう?
とびっくりしていました。

ここがこのハワイにおける問題なんです。

この島は大陸から隔離された島で資源も土地も限られています。でもたくさんの人が訪れる魅力的な場所。なので自給できる資源に対して、人が多過ぎて万が一のことが起きると、全く資源は足りません。
観光客や移民はこのことを理解してないし、また、理解するようにも誰も伝えていない様に見えます。
ここに住む人がいて、その人たちの資源や土地が限られていること、それを理解して欲しいと学校でハワイの人や文化を守ろうと頑張っている若い世代がよくいっていました。

こういうことは日本では学べないことでした。

ハワイで学ぶフラ、と、日本でのフラ、の価値観も違います。
ハワイの人にとってはフラは踊りでなく、文化であり、彼らの絶滅しそうである言葉、ハワイ語を守るものであり、詩から継がれる歴史を守るものであります。でも日本ではフラは踊りの一部と捉えられることが多い様に私は思います。また、有名なクムに習うことがステイタスであったり。でもそんなの全然関係ないんです。ハワイ語から英語に翻訳し、それを誰かが日本語にして歌を翻訳家の視点で解釈する。それも怖いことだと思ってます。翻訳家は人それぞれの観点で翻訳するからです。
だから、私はハワイでハワイアンスタディを勉強し、ハワイ語を理解し、英語を理解し、文化を一貫して学ぶことで、経験をつんでいきたいと思うし、日本に帰ってから教えるにもそれが必ず必要なんです。
他国の文化を教えるって簡単なことじゃないんです。知名度だけ上がっても中身がなきゃダメなんです。

私のクムは、日本にはハワイの誰からの許可もなく、踊れるからと教えている先生が多過ぎると、それはハワイの文化に対してリスペクトしていないし、怖いことだとよく言います。そして今日本でハワイの文化をきちんと理解してもらえるようにと日本で教え始めました。
詳細はこちら。
https://www.maunaloa-mmj.jp/news/info/115/index.html

これからも踊りだけではなく文化を学んで日本できちんと伝えられるよう邁進していきます。