随分とご無沙汰してしまいました。
遅くなりましたが、少しずつ過去のハワイ、フラに関してのレポートをさせて頂きたいと思います。
1月20日、イオラニパレスで行われたHuli ā mahiに参加してきました。
このイベントはハワイがアメリカに占領されて120年目ということで行われたイベントでした。有名フラハラウのフラ、ハワイアンミュージック、またアメリカ唯一の宮殿、イオラニパレスの内部公開が実施されていました。
イベントの最後に主催者が言った一言、
自分達はアメリカに占領されたことを祝ってる訳ではない、ハワイアンであることを祝っているのだ、
とても心に響きました。
ハワイは未だにアメリカに違法で占領されている形です。キャプテンクックがハワイを発見し、その後好立地、資源豊富なことから、中国への貿易の中継地点、サンダルウッドの輸出、さとうきび栽培、最終的には戦争に使いやすい場所ということで、ハワイにいたアメリカの経営者達を通してアメリカに乗っ取られた形です。アメリカの正式な議会も通っていませんでした。その頃すでにキャプテンクック発見以来持ち込まれた疫病でハワイアンの人口は激減しており、ハワイの最後の女王、Liliʻuokalani が戦争でハワイアンの犠牲をこれ以上出したくなかった為、アメリカに従う形でハワイアン王国は幕を下ろしました。
Huli ā mahiではハワイアンの方々、白人、私達アジア人も集い、ハワイアンの人達への正式な権利を目指して祈るイベントでした。
ハワイはただのパラダイスではありません。ハワイが好きな方々ならハワイアンの人達を理解し、土地や文化をシェアしてもらっていることに感謝しなくてはなりません。フラを学ぶ、ハワイ語を学ぶ、これを後世に残すのもハワイアンの人達にとっては趣味でなく大切なこと。私達が日本語を子供たちに伝えることと一緒です。
私はこれからハワイアンの人達の為に少しでも力になれるようにしていきたいと思います。